Old Lamp の話2 マイナーズランプ-E .THOMAS & WILLIAMS の古いやつ
マイナーズランプ -Miners Lamp
炭鉱夫、マイナーのランプ
古いランプを紹介しよう
E .THOMAS & WILLIAMS 社製マーナーズランプ
Aberdare
英国ウエールズ南部の町
鉄と石炭で栄えた町らしい
[caption id="attachment_276" align="alignnone" width="652"] 「Aberdare coal」でググるとこんな画像がヒットする ググってみよう[/caption]
1930年代のモノ
TOPはSteel製
フレームやボトムはBrass-真鍮製
Steelの部分は錆びているが、錆びでボロボロというよりは使い込まれた風合いがありツルツルしている
磨かれた鉄感がいい
Brass部分は経年のダメージがさらに良い風合いを出している
高さはフックを除いて約25cm
底面の円部分の直径は9cm弱
重さは約1.7kgもあってずっしり重い
重さは中型のパソコン位か、この安定感、安心感がいい
そして無骨
炭鉱夫の安全を守ってきたLampに相応しい無骨さ
ガラスのグローブはヒビが入っているが補修すればまだまだ使える
内部にはガーゼ-鉄の網がある
この網が炭鉱での安全を守ってきた
ガーゼは2重になっている
2重構造のマイナーズランプは多い
このモデルはチムニーの様な内部の網があり外側に大きな網がある
まだまだ網がしっかりしている
Type No9の記載があり、No9はこの様な構造なのだろう
マイナーズランプにはいくつかの系統があるらしく、
Davy
Marsaut
Mueseler
Clanny
Koehler
いろいろなワードがあるが、どれがなんなのか詳しくは解らないけど
今残っているものはMarsautタイプが多い気がする
1930年代といえば白熱球はもう存在し、電灯もずいぶん広まってきてただろう
この頃のマイナーズランプの役割は爆発性ガスの検知器だったはず
このランプはどれだけの炭鉱夫の危機を救ってきたのか?
そんなことを考えながら灯す微かな明かりがいい
ニクロム線か何かの着火装置がついていた様だけど、ない
今はライターで点ければいい
もう、炭鉱に持ち込んでガスの検知をする必要はないけど、食卓で、キャンプでこれからの100年でも何年でも活躍させたい
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