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old Coleman Lantern その1 ちょっとヴィンテージなガスランタンのすすめ

 

Old coleman の話を書き直していこうと思う

 

なぜ、ヴィンテージなコールマンランタンに惹かれるのか..

 

いろいろな理由が人それぞれにあるとは思うけど..

 

 

やはり、60年、80年前の道具が現役で使える事の素晴らしさ

100年以上経ったランタンも現役で稼働中です

 

 

いまどき、道具は使い捨て

壊れたら買い直した方がはやい、安い

 

なんでも消費して消失してしまう

そんな道具の使い方が好きではないのです

 

できれば、修理して、修理して、また修理して使ってゆきたいのです

 

もちろん、スマホなどの電子機器は古くなると性能が追い付かないので変えざるをえない、セキュリティーの問題で変えざるをえないなどなどおこります

 

最近の道具は永く使えないようにできている

それがイマイチなんだよね

仕方がない事なのだけど

 

 

 

coleman 243AとE .THOMAS & WILLIAMSのカンブリアンランタン

 

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 243Aは、1937年〜1942年に製造されたガスランタン

ガスと言ってもLPガスではなく、白ガス-ホワイトガソリンを燃料とするランタンです

 

243系は242シリーズの弟分のランタンでたった5〜6年しか製造されていない、80年以上前に作られたランタン

 

 

 

242シリーズは兄貴分でもう少し古い時期から製造されていたランタンでcolemanで初めてのシングルマントルランタンです 

 白本より

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242系は、後に有名なThe Red 200Aに変わっていく

コールマンのシングルマントルの元祖となる中型ランタン

 

タンクは、200シリーズより少し小ぶりで、容量が小さいタンクです

このちょっと小さいタンクがとてもキュート

 

 

242シリーズには、US製/Canada製、メッキのタンク/緑のペイントタンクがありそれぞれ違う魅力がある

242は、文字なしの242、242A、242B、242Cがあり、またケロシンモデルの242Kなどがあります

また、246や247といった派生したモデルもあり、242系のモデルがいくつかあるが最近は程度の良い242系は少なくなった気がします

 

タンクは基本的にはブラスなので錆が少ないのが良いところ

 

 

モデルにより80年も前に製造は終了しているのでオークション等でしか入手できませんが、この時代のブラスタンクによくあるのが、塗装を剥がして真鍮を磨いたゴールドランタンです

ゴールドと言っても金ではないので、経年ですぐにくすみます

ブラスが経年でくすんで黒っぽくなっていく様は、味があり良い雰囲気ですが、ゴールドではなくなります

緑の塗装を剥がしたゴールドが好きかどうかはお好みですが、緑のペイントタンクも味があって良い風合いです

また、Canadaの242系にはパステルといって薄い緑の珍品があります

 

 

 

 

242系/243系の少し小さいタンクのシングルマントルランタンは、いちばんのお気に入り

無骨なフレームに似合うコーコーと燃焼音を立てて輝く姿は、まさにThe Sunshine of the Night - 真夜中の太陽にふさわしい輝きです

 

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242系の弟分が、243シリーズです

 

242の廉価版として製造されていて、当時1.5ドルくらいで売っていたみたいなのですが...

 

めちゃめちゃ安いのでは?と思いました

が、当時の物価で計算してみました

 

 

昔は1ドル=360円だったので、1.5ドルであれば540円です

 

1936年にのお金の価値はどうだったのか、こんな記事がありました

library.footballjapan.jp

記事によると、「大学卒業の初任給が40~45円の頃、1万円で神戸の六甲あたりで邸宅といえる庭のある家を一軒建てられた頃」とあります

 

 

そうすると540円は、大学卒の初任給の10〜13倍なのでなかなかの大金です

1ドル=100円程度の現在のレートだとしても150円なので、初任給3ヶ月分は高級品ですね

 

廉価版とは言っても真夜中に輝く太陽なので、なかなか高いモノだったのでしょう

 

 

 

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243シリーズは、シルクハットと呼ばれる黒いベンチレータが特徴です

初期のベンチは青みがかった黒で後に黒になっています

 

 

初期型の243は、ストレートのマイカグローブ、243Aからはガラスの200系と同じグローブですが、シルクハットにはストレートグローブを合わせたくなります

 

 

タンクは242系と同じ大きさなので200系に比べると少し小さめのブラスの青タンクです

廉価版なので塗装が弱いのか、所々ペイントロスしている事がほとんどですが、この手のランタンのペイントロスは非常に良い味になっていてヴィンテージの良い味を醸し出します

 

 

ブラスのタンクなのでタンク自体が傷んでいる事が少ないのも良い点です

底は鉄なのでソコソコ錆びているものもあるでしょうが、何台かのランタンを見てきましたが廉価版故なのか、使用頻度が少ない使われ方をしてきたのか?タンク内は程度が良い個体が多い印象

 

 

ストレートのリプロダクションマイカグローブは何年か前までは入手できましたが、今やほとんど出回りません

 

当時ものと思われるマイカグローブは大概が破損しています

 

イカやガラスのグローブは破損してしまうので、なかなか100年保たせるのは大変ですが、この時代の本体は大事に使えば100年以上保つでしょう

 

リプロダクション品を合わせながら、大切に修理しながら末長く使っていきたいものです

 

 

 

 

 

コールマンのランタン、ストーブなどの歴史を知るには白本が最適です

良くまとまっています

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少しお高い本ですが、一度入手してみると良いでしょう

今も、入手できるようです

 

 

最近は緑本よりも白本をよく見ます

 

 

 

 

今は、200Bをベースとしたシーズンズなどが流行っていますが、200B以降はプラスチック部品が使用されているのでお勧めしません

長持ちしないのです

 

 

大雑把な目安は1970年代以前、できれば1950年代以前をおすすめします

70年以上のヴィンテージランタンは、ヤれ感も含めて雰囲気満点です

1930年代の243Aは少しヤれている趣が最強です

 

Aの無い243は少しクセがあるので上級者向き 

予備部品の入手がポイント

 

 

 

 

 

 

colemanに限らないですが、圧力をかけるプレッシャー系のランタンは、真夜中の太陽と言われるようにとても明るいランタンです

料理したり作業したりするのに有用でものすごく役に立ちます

 

が、のんびり焚き火を囲むような時間にはもう少し落ち着いた暗めのランタンも役立ちます

そんな時は炎が揺らめく、ゆらぎのランプがいいですね

 

ロウソクや、ルミエールなどはよく使います

 

別所ランプもいいですよね

 

 

 

 

 

 一度、とびきりのヴィンテージモノを使ってみてはどうでしょう

 整備されていれば、それほど難しくはありません

 

個体によって多少のクセがあるのもビンテージ物の面白いところですね

個性豊かな道具は、キャンプや人生の楽しみを増やしてくれます