アナログが好き

レトロなモノを取り上げています

Oldな Lamp の話 その7 LEDなLampをローソクICでゆらぎLampにする - キャンドルIC工作

 

 古そうなランプ 

 

ハリケーンラン

ハリケーンランタン 

 

Hurricane lantern

 

 こんなランプ

 

 

 oldな見た目の可愛いLEDランプ

 電池で動くのでとても便利ですね:)

 

今回は、こんな可愛いランプが、アナログな炎のようにゆらいだらさぞかし雰囲気がアップするだろうなと思い工作してみました

 OldじゃないランプをOldなランプみたいにする作戦です

 

 

今までは、別所ランプのNo.400を灯していたのですが、室内では安全運転するのが若干面倒で、簡単なハリケーンランタン があると良いなと思っていました

 

 

LEDランタンをゆらぎの炎のようにゆらゆらさせる

こんなランプが炎のように揺らぐとアナログ感がアップするはず

 

 鹿番長のオイルランプ風のLEDのランプ

 

 

 

 

 

 

 

明るさはまあまあ、それほど明るくはありません

しかし、オイルランプもそれほど明るくは無いので、こんなモノです

ちょうどいい感じ

 

LEDも明るくすると燃費が悪くなるのでこのくらいで良いでしょう

 

 

 

 

 便利で可愛いのですが、点灯する光が安定してキレイなので炎っぽくはないですね

 

これが炎の様にユラユラゆらぐようにすると、グッと雰囲気が上がります

 

 

 そこで、ローソクICというものを秋月電子で見つけたので、これを利用してみることにしました

三端子LEDキャンドルIC(ローソクIC) CDT3460

akizukidenshi.com

 CDT3460-02

 

 

 回路を考えます

データシートです

https://akizukidenshi.com/download/ds/bowin/CDT3460.pdf

 

実装方法は、直接LEDを点火できる様です

f:id:sk8002000:20201227123250p:plain


 VDDに➕を入れ、LED端子からLEDの➕へ給電します

 

 いろいろな記事で紹介されていますが、このまま直接LEDを点火すると、ゆらぎというよりは点滅のようになります

一応ランダムに変化するみたいですが点滅です

幻滅です

 

 

そこで、こちらの回路を参考にさせていただきました

ecwkit.nomaki.jp

上のHPのこちらにあります

トップページ>資料室>ちょっとした回路図集>電子キャンドルICの瞬きを”マイルド”にする工夫

 直リンが禁止なので探してみてください

 

 

 

 

 

 

 

 鹿番長のオイルランプ タイプのLEDのランプは単純な構造で電池ボックスと抵抗とスイッチでON/OFFしているだけのものです。

VRもかんでいるのですがスイッチと一体化しているのでそのままにしています

 

 

CDT3460は、演算でON/OFFを繰り返すみたいですが、若干OFFが多くしつこいので、2個並列で設置しました

 

並列化するとOR回路なので、2つのリズムが加算されます

ICには個体差の誤差があるはずなので、少しズレる事を期待し、2つ足すと良い感じで揺らぐのでは?と考えました

 

エレ工房さんの回路を参考にトランジスタにより点滅の動きを滑らかにしました

 

記事訂正:2021/1/6 改良版

いろいろ試して、33kΩの抵抗は10k~15kΩ位がいい感じになることがわかりました

その為、電解コンデンサ47μFは100〜150μF位にします

少し流れる電流量を増やしたので明るさがアップします

その分点灯時間は短くなりますが、Min点灯で2〜3日くらいはもちます

Max点灯でも20時間位はいけそうです

 

コンデンサの容量で点滅の味が変わります

 

ざっくりこんな感じ(改良前)

f:id:sk8002000:20201227132253j:plain

 ※改良版ではOUTの抵抗と電解コンデンサの値は変えました....

 

 

 電池ボックスの上方に空間があるので、両面テープで貼り付けました

 

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 電池Boxの➕端子から出ている抵抗の先に回路をくっつけLED+へ

LEDのマイナスからSWに伸びている線を分断しTrへ

回路のマイナスラインをSWへ

 

 

 

 こんな感じになりました

 ゆらぎ回路を入れて点灯してみた動画↓ (改良前です)


鹿番長LEDランプをゆらぎ改造


動画にすると分かりにくいですが 、いい感じで揺らいでます

 

ローソクICが5Vまでの動作なので、電池はアルカリ単3電池1.5Vを使わずに、エネループ的な充電池1.2Vを4本使用しています

 

鹿番長のこのLEDランタンは電池ボックスがキツキツなのでこんな注意書きが入っています

f:id:sk8002000:20210106114124j:plain

 

充電池は大きさが微妙に違うので、大きい電池は蓋が閉まりづらいようです

むりむり閉めれば閉まりますが....

 

例えばAmazonの充電池だと1900mAhの白は径が少し小さく普通の電池と同じくらいで2400mAhの黒は少し大きいのです

 

手持ちの電池で実測すると、

1900mAhは、直径 14.35mm

2400mAhは、直径 14.45mm

0.1mmほどの違いです

 

キツキツの電池Boxの場合、4個で0.4mmの違いでキツさ加減が変わりますが、力でねじ伏せることも可能かと

 

小さい電池であれば、鹿番長にも楽に入ります

 

 今は1900mAhはこれ。緑ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改造する場合は自己責任で行ってください

当然ですが、保証とかはなくなると思います

 

 

 

 

 

今回は、アップルグリーンで作ってみました

他の色もいいですね

 

 

 

 

 

 

ゆらぎ加減が予想以上に良いので、他の色も何個か作ってみようと思う...

 

 

 

炎のランタンをいくつも持っていますが、家の中で小さな子供がいたりすると火は焚きづらいのでLEDが便利です

 

 

 

 

 

 

 

 

 LED ゆらぎ 回路 自作

 ledキャンドル 揺れる 仕組み

 

 WINGED WHEEL ゆらぎ