アナログが好き

レトロなモノを取り上げています

Oldな Lamp の話 その7 LEDなLampをローソクICでゆらぎLampにする - キャンドルIC工作

 

 古そうなランプ 

 

ハリケーンラン

ハリケーンランタン 

 

Hurricane lantern

 

 こんなランプ

 

 

 oldな見た目の可愛いLEDランプ

 電池で動くのでとても便利ですね:)

 

今回は、こんな可愛いランプが、アナログな炎のようにゆらいだらさぞかし雰囲気がアップするだろうなと思い工作してみました

 OldじゃないランプをOldなランプみたいにする作戦です

 

 

今までは、別所ランプのNo.400を灯していたのですが、室内では安全運転するのが若干面倒で、簡単なハリケーンランタン があると良いなと思っていました

 

 

LEDランタンをゆらぎの炎のようにゆらゆらさせる

こんなランプが炎のように揺らぐとアナログ感がアップするはず

 

 鹿番長のオイルランプ風のLEDのランプ

 

 

 

 

 

 

 

明るさはまあまあ、それほど明るくはありません

しかし、オイルランプもそれほど明るくは無いので、こんなモノです

ちょうどいい感じ

 

LEDも明るくすると燃費が悪くなるのでこのくらいで良いでしょう

 

 

 

 

 便利で可愛いのですが、点灯する光が安定してキレイなので炎っぽくはないですね

 

これが炎の様にユラユラゆらぐようにすると、グッと雰囲気が上がります

 

 

 そこで、ローソクICというものを秋月電子で見つけたので、これを利用してみることにしました

三端子LEDキャンドルIC(ローソクIC) CDT3460

akizukidenshi.com

 CDT3460-02

 

 

 回路を考えます

データシートです

https://akizukidenshi.com/download/ds/bowin/CDT3460.pdf

 

実装方法は、直接LEDを点火できる様です

f:id:sk8002000:20201227123250p:plain


 VDDに➕を入れ、LED端子からLEDの➕へ給電します

 

 いろいろな記事で紹介されていますが、このまま直接LEDを点火すると、ゆらぎというよりは点滅のようになります

一応ランダムに変化するみたいですが点滅です

幻滅です

 

 

そこで、こちらの回路を参考にさせていただきました

ecwkit.nomaki.jp

上のHPのこちらにあります

トップページ>資料室>ちょっとした回路図集>電子キャンドルICの瞬きを”マイルド”にする工夫

 直リンが禁止なので探してみてください

 

 

 

 

 

 

 

 鹿番長のオイルランプ タイプのLEDのランプは単純な構造で電池ボックスと抵抗とスイッチでON/OFFしているだけのものです。

VRもかんでいるのですがスイッチと一体化しているのでそのままにしています

 

 

CDT3460は、演算でON/OFFを繰り返すみたいですが、若干OFFが多くしつこいので、2個並列で設置しました

 

並列化するとOR回路なので、2つのリズムが加算されます

ICには個体差の誤差があるはずなので、少しズレる事を期待し、2つ足すと良い感じで揺らぐのでは?と考えました

 

エレ工房さんの回路を参考にトランジスタにより点滅の動きを滑らかにしました

 

記事訂正:2021/1/6 改良版

いろいろ試して、33kΩの抵抗は10k~15kΩ位がいい感じになることがわかりました

その為、電解コンデンサ47μFは100〜150μF位にします

少し流れる電流量を増やしたので明るさがアップします

その分点灯時間は短くなりますが、Min点灯で2〜3日くらいはもちます

Max点灯でも20時間位はいけそうです

 

コンデンサの容量で点滅の味が変わります

 

ざっくりこんな感じ(改良前)

f:id:sk8002000:20201227132253j:plain

 ※改良版ではOUTの抵抗と電解コンデンサの値は変えました....

 

 

 電池ボックスの上方に空間があるので、両面テープで貼り付けました

 

f:id:sk8002000:20201227134636j:plain

 

 

 電池Boxの➕端子から出ている抵抗の先に回路をくっつけLED+へ

LEDのマイナスからSWに伸びている線を分断しTrへ

回路のマイナスラインをSWへ

 

 

 

 こんな感じになりました

 ゆらぎ回路を入れて点灯してみた動画↓ (改良前です)


鹿番長LEDランプをゆらぎ改造


動画にすると分かりにくいですが 、いい感じで揺らいでます

 

ローソクICが5Vまでの動作なので、電池はアルカリ単3電池1.5Vを使わずに、エネループ的な充電池1.2Vを4本使用しています

 

鹿番長のこのLEDランタンは電池ボックスがキツキツなのでこんな注意書きが入っています

f:id:sk8002000:20210106114124j:plain

 

充電池は大きさが微妙に違うので、大きい電池は蓋が閉まりづらいようです

むりむり閉めれば閉まりますが....

 

例えばAmazonの充電池だと1900mAhの白は径が少し小さく普通の電池と同じくらいで2400mAhの黒は少し大きいのです

 

手持ちの電池で実測すると、

1900mAhは、直径 14.35mm

2400mAhは、直径 14.45mm

0.1mmほどの違いです

 

キツキツの電池Boxの場合、4個で0.4mmの違いでキツさ加減が変わりますが、力でねじ伏せることも可能かと

 

小さい電池であれば、鹿番長にも楽に入ります

 

 今は1900mAhはこれ。緑ですね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

改造する場合は自己責任で行ってください

当然ですが、保証とかはなくなると思います

 

 

 

 

 

今回は、アップルグリーンで作ってみました

他の色もいいですね

 

 

 

 

 

 

ゆらぎ加減が予想以上に良いので、他の色も何個か作ってみようと思う...

 

 

 

炎のランタンをいくつも持っていますが、家の中で小さな子供がいたりすると火は焚きづらいのでLEDが便利です

 

 

 

 

 

 

 

 

 LED ゆらぎ 回路 自作

 ledキャンドル 揺れる 仕組み

 

 WINGED WHEEL ゆらぎ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Old Lamp の話 その6 別所なLamp - ハリケーンランプ

 古いランプ 

 

ハリケーンラン

ハリケーンランタン 

 

Hurricane lantern

 

 

少し調べてみたので、もう一度ハリケーンランプについて書こうかと思う

 

 こんなランプ

 FEUERHAND(フュアーハンド) の276というランプ 

 

 

 

 そもそも、ハリケーンランプの始まりは1860年代だそう

 

オイルを燃やすランプは、3000年前には植物から採った油を燃やすランプがあったとされ、燃える水の記載は日本書紀にもあるそうなので、油類を燃やす灯りにはかなり古い歴史がある

 

 

それから数千年あまり経って、ハリケーンランプの始祖は発明されたのだろう

 

最初のハリケーンランプはホットブラストタイプと呼ばれるランプでこんな形だったらしい

f:id:sk8002000:20201220190206j:plain

Dietz #10 モナーク

 

初期のランプは明るさでは後のコールドブラストに負けるようだが、燃費が良いなど良い所もあるので今でも少数生産されているのだろう

 

 1860年代に発明されたが欠点もあり、40年あまり経って1900年代初頭には今のコールドブラストの形に落ち着いたようだ

よく見る こんな形

 デイツ(DIETZ) #78

 

 

 1世紀以上、120年は前の話

 

 

このコールドブラストのハリケーンランプは、大ヒットであったのだろう

多くのコピーモデルがある

 

 WINGED WHEEL

 

1920年代の頃

世界は戦争の真っ只中へ向かい、軍需品としてもランプが活躍していた頃

 

大正13年 - 1924年から 別所ランプは作られたらしい

www.lanterns.jp

 

 

今も、新品がオンラインショップで売られています

www.lanterns.jp

 

5代目の別所由加さんが後を継いで一人で作っているそうです

そのため、今は5年待ちとか....

早く予約が再開されるといいですね

www.asahi.com

 

 

 

 

 

昔は、日本にもハリケーンランプを製造する会社は何社かあった様です

ここに別所のWINGED WHEELをはじめ多くのランプが紹介されています assurance-car.com

 

 

 

 

 

 

 

 

WINGED WHEELは、 生活の電化と共にいくつものメーカーが廃業し、今の日本で唯一生き残っているハリケーンLampのメーカーと言うことです

 

  

 手作りでブリキを型取りし曲げて製作するには手間がかかり、もはや日本では採算が合わずに作られないLamp

 

効率も悪く、煤も出て不便でなランプ

 

だけど、こんなランプのゆらゆら揺らぐ炎の灯が、1/fリズムを刻んで癒されるのです

 

 

 

 

 

 

 

世界の工場と言われる中国では今もまだまだ作られています

 

 

 

 

 DIETZの#78

米国のデイツも今は中国製

 

 

 

 

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) の オイルランタン (中)

 中国製で安価なランプ

 

 

 

  

 

 もっと安価な中華ランプもある様です

 2000円しないものをピックしてみました

 

 YOGOGOケロシン(灯油) ランタン

 

 

 

 

 

 

 イスイ YISHUI ランタン 中

 

 

 

 

 

 

 

SM SunniMix ハリケーンランタン 

 

 

 

 

 

 

 FLAMEER 灯油ランプ

 

 

 話の種に1台買ってもいいかなと思える値段

 

 

 

 

 

製品自体の出来は甘いモノが多いらしく、評価は様々です

入れたオイルがうっすら滲んだり漏れたりする様ですが、そもそも別所のランプでさえ昔は滲みや漏れがあったらしいので歩留まりを考慮し試験をきちっとしていなければこんなものなのでしょう

試験で不合格になりはじかれる数が多ければ多いほどコスト高になるはずなので

 

 

今の、現代の別所ランプはその辺りをきちっとテストしているらしいです

5代目別所由加さん頑張ってますね

 

 

 

 

 

たかだかブリキを曲げただけのランプですが、この炎に感動するも、出来の悪さに辟易するも自由です

 

 

 

今は価格が高騰してますが、高々数百円から数千円前後のランプ

あまり目くじら立てずに楽しむのが肝要かと

 

 

 

 

 

 

 

 鹿番長からこんなのが出てました


 

 

 

 

 

もう一つご紹介、oldな見た目の可愛いLEDランプ

電池で動くので便利ですね:)

 

 便利なのですが、点灯する光がキレイなので炎っぽくは無いですね

これを炎のようにゆらぐようにする話はまた今度

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Old Cameraの話 フィルムを使うカメラのすすめ その2 露出計の話


 

今やカメラといえば、デジタルなカメラばかりです

  

便利なものはいいですね

 

 

 

でも、ちょっと不便なアナログな道具も味があっていいのです

 今回は古いカメラを使おうとすると当たる壁、露出計について書こうと思う

 

 

 

フィルムを使うカメラには、 もの凄く古いものから、比較的新しい物まで様々です

 

味のあるオールドなカメラには、そもそも露出計が最初からついていないライカみたいなカメラ

露出計が付いた、Canon F-1 やOlympus OM-1Pentax LX などのマニュアル一眼レフカメラなど様々

 

こんなのや 

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 ライカの本

 

 こんなの

 

 

 

このような古いカメラは、露出の測光機能が故障しているカメラも多くあります

 

 

 

 

 

 

 

 

単体の露出計があれば良いのですが、なかなかお高い様子

 

 

 

 

 なかなか手が出ませんね

 

 

 

こんな時には、スマホのアプリで代用するのも良いでしょう

それほど外さないと思います

 

 

Pocket Light Meter

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  • Nuwaste studios
  • 写真/ビデオ
  • ¥1,340

apps.apple.com

 

露出計 - Exposure meter

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  • takayuki atsumi
  • 写真/ビデオ
  • 無料

apps.apple.com

 

FotometerPro

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  • Kit Da Studio
  • 写真/ビデオ
  • ¥120

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Lumu Light Meter

Lumu Light Meter

  • Lumulabs d.o.o.
  • 写真/ビデオ
  • 無料

apps.apple.com

 

 

 

 

 

 

 

フィルムは粒状感がいいのです

引き伸ばしのサイズによっては少しザラザラに見えたりします

これが良い雰囲気を出します

 

 

 

ネガフィルムなら露出は当てずっぽうでそこそこ写るので、アプリでも全く問題になりません

リバーサルでも考えて補正するとそれなりに使えると思います

本職の方以外は、アプリで十分なのではないか...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

銀塩カメラ

露出計

スポット測光

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Old Lamp の話5-最新  マイナーズランプ-E .THOMAS & WILLIAMS シリアルナンバーと年代 serial no. カンブリアンランタン

 

 

本当は、今頃はオリンピック、パラリンピックだったんですね  

たまにはコロナ以外の事も書いてみようとおもう  

  

オリンピックの聖火をギリシャから運んできたランタン 見た感じカンブリアンランタンですね  

そんなことで、E .THOMAS & WILLIAMSの記事を手直ししてみました ※少しずつ不定期で更新していきます 2021年10月追記

 

  

カンブリアンランタン

マイナーズランプ - Miners Lamp とも言う  

 

  炭鉱夫、マイナーのランプ  

 

  炭鉱の地下深い暗闇を安全に照らすために考案されたランプ  

 

命に関わる現場で活躍したランタン

a88.hatenablog.jp

     

1815年の発明らしい

 

              

E .THOMAS & WILLIAMS 社

むかしむかしからマーナーズランプを作っていたメーカーの1社

今も、昔ながらのランプを製造しているらしい

     

     

     

平成の最後に、E .THOMAS & WILLIAMSのランプの年代とシリアル番号を調べてみた

手持ちの個体とネット上にある情報を並べてみた

     

     

E .THOMAS & WILLIAMSのランプのプレート

現行モノの新しいデザインがこれ

6桁の31万番台はかなり新しい世代

現行品といったところ

丸に近いちょっと横長の円形

 

 

 

この前の世代がこれ

IMG_7126

横長の楕円

旧デザインはシリアルは記載されていないタイプが多い

 

 

さらにものすごく古いデザインのモノが何種類かあるようだ

 

 

主にシリアルの記載がある一番新しいデザインの世代から年代を並べてみる

新デザイン世代

Serial No.                             年代

6桁時代

(No.254xxx)       記載なし

(No.240xxx)                  1993年

(No.229xxx)                  1990年

(No.222xxx)                  1990年

(No.212xxx) ?                 1989年

(No.213xxx)                  1988年

(No.198xxx)                  1987年

(No.193xxx)                  1987年

(No.185xxx)                  1987年

(No.182xxx)                  1987年

(No.180xxx)                  1987年

(No.179xxx)                  1986年

(No.172xxx)                  1986年

(No.170xxx)                  1986年

(No.158xxx)                  1985年

(No.154xxx)                  1985年

(No.147xxx)                  1985年

(No.143xxx)                  1985年

(No.139xxx)                  1984

(No.125xxx)                  1984

(No.120xxx)                  1983年

(No.118xxx)                  1983年

(No.114xxx)                  1983年

(No.112xxx)                  1983年

(No.112xxx)                  1983年

(No.104xxx)                  1982年

(No.103xxx)                  1982年

(No.101xxx)                  1982年

5桁時代

(No.99xxx)                  1982年

(No.92xxx)                   1982年

(No.89xxx)                   1981年

(No.81xxx)                   1981年

(No.80xxx)                   1981年

(No.76xxx)                   1981年

(No.75xxx)                 記載なし

(No.51xxx)   (No.48xxx) (No.44xxx) (No.44xxx) (No.27xxx) (No.25xxx) (No.15xxx) (No.11xxx)              まとめて年代記載なし

4桁時代

(No.54xx)                    1971年

(No.37xx)                  記載なし

(No.29xx)                  記載なし

旧デザイン時代

No.記載なし               1969年

No.記載なし               1964年

No.記載なし               1956年

No.記載なし               1947年   No.記載なし    年代記載なし 多数  

  

 

現役当時のE .THOMAS & WILLIAMS や他のマイナーズランプには、シリアルというか当時の識別番号が刻印されている

それは炭鉱を表すマークだったり、稼働のスケジュールを示すモノの様だ  

 

それはたぶん、1910年代〜1930年代くらいのモノだろう  

 

1910年代のランプはすでに表記プレート自体が欠損しているモノも多い

 

1世紀も経つのだから仕方のないところ

 

1930年代〜40年代はわりと綺麗に残っている

 

これは、1930年代と思われる

12-IMG_1370

近年に販売されているランプは、年代刻印やシリアル刻印があったりなかったりする

1940〜1960年代くらいの間は旧デザインのプレートで年代刻印やシリアル刻印があったりなかったりする様だ

1970年前後にプレートのデザインが新しくなり現行のデザインになりシリアル番号が打たれ始めたようだ

ただ、1970年代は年代刻印があるものが少ないみたいで、シリアル刻印はあるが年代刻印がないモノが多い

 

1980年代からは年式刻印があるものが多くなるが、記載がないものもある様だ

 

 

 

まとめると

 

新デザイン 丸に近い楕円 70年代から現在

6桁時代 1983年以降 〜 現在まで

5桁時代 1970年代前半 〜 1980年代前半

4桁時代 主に1970年代頃か

 

 

旧デザイン 横長の楕円

シリアルなしが多く 1940年代〜60年代 またはその前後

 

 

 

もっと古いデザイン

1910〜1930年くらい

もしかすると1940年代もあるかも

 

 

情報が新たに見つかれば随時更新していきます

 

 

 

燃料は通常は灯油だけど、煤が少ないパラフィンオイルがおすすめ

こんな虫除け効果のあるオイルもある 




 

こんなランプをゆらゆら焚いて、のんびり過ごすのもいいね










   

 











 

マイナーズランプ

カンブリアンランタン

イートーマス

安全灯

ウルフ灯

デービーランプ

防爆ランプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Old Lamp の話5  マイナーズランプ-E .THOMAS & WILLIAMS シリアルNoと年代

 

マイナーズランプ -Miners Lamp

炭鉱夫、マイナーのランプ

 

 

 

 

E .THOMAS & WILLIAMS 社

むかしむかしからマーナーズランプを作っていたメーカーの1社

今も、昔ながらのランプを製造しているらしい

 

 

最新の記事は、こちらへ a88.hatenablog.jp

 

 

平成の最後に、E .THOMAS & WILLIAMSのランプの年代とシリアル番号を調べてみた

手持ちの個体とネット上にある情報を並べてみた

 

 

 

 

E .THOMAS & WILLIAMSのランプのプレート

現行モノの新しいデザインがこれ

6桁の31万番台はかなり新しい世代

現行品といったところ

丸に近いちょっと横長の円形

 

まだ売ってるようです  

 

この前の世代がこれ

IMG_7126

横長の楕円

旧デザインはシリアルは記載されていないタイプが多い

 

 

さらにものすごく古いデザインのモノが何種類かあるようだ

 

 

主にシリアルの記載がある一番新しいデザインの世代から年代を並べてみる

新デザイン世代

Serial No.                             年代

6桁時代

(No.254xxx)       記載なし

(No.182xxx)                  1987年

(No.179xxx)                  1986年

(No.154xxx)                  1985年

(No.139xxx)                  1984

(No.120xxx)                  1983年

(No.112xxx)                  1983年

 

5桁時代

(No.92xxx)                   1982年

(No.81xxx)                   1981年

(No.80xxx)                   1981年

(No.75xxx)                 記載なし

(No.51xxx)   (No.48xxx) (No.44xxx) (No.44xxx) (No.27xxx) (No.25xxx) (No.15xxx) (No.11xxx)              まとめて年代記載なし

 

4桁時代

(No.54xx)                    1971年

(No.37xx)                  記載なし

(No.29xx)                  記載なし

 

旧デザイン時代

No.記載なし               1969年

No.記載なし    年代記載なし 多数

 

 

 

 

現役当時のE .THOMAS & WILLIAMS のランプには、シリアルというか当時の識別番号が刻印されている

それは炭鉱を表すマークだったり、稼働のスケジュールを示すモノの様だ

それはたぶん、1910年代〜1950年代くらいのモノだろう

1910年代のランプはすでに表記プレート自体が欠損しているモノも多い

1世紀も経つのだから仕方のないところ

1930年代〜50年代はわりと綺麗に残っている

これは、1930年代と思われる

12-IMG_1370

 

 

 

 

近年に販売されているランプは、年代刻印やシリアル刻印があったりなかったりする

1950〜1960年代くらいの間は旧デザインのプレートで年代刻印やシリアル刻印があったりなかったりする様だ

 

 

1970年前後にプレートのデザインが新しくなり現行のデザインになりシリアル番号が打たれ始めたようだ

ただ、1970年代は年代刻印があるものが少ないみたいで、シリアル刻印はあるが年代刻印がないモノが多い

 

1980年代からは年式刻印があるものが多くなるが、記載がないものもある様だ

 

 

 

まとめると

新デザイン

6桁時代 1983年以降 〜 現在まで

5桁時代 1970年代前半 〜 1980年代前半

4桁時代 主に1970年代頃か

 

旧デザイン

シリアルなしが多く 1960年代 またはその前後

 

もっと古いデザイン

1910〜1940年くらい

もしかすると1950年代もあるかも

 

 

 

 

情報が新たに見つかれば随時更新していきます

 

 

 

こんなオイルがおすすめ

 

       

         

マイナーズランプ

カンブリアンランタン

イートーマス

安全灯

ウルフ灯

デービーランプ

防爆ランプ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Old Lamp の話4  マイナーズランプ-PATTERSON & Co

 

マイナーズランプ -Miners Lamp

炭鉱夫、マイナーのランプ

 

 

古いランプを紹介しよう

 

 

PATTERSON & Co マーナーズランプ

28-IMG_1504

 

 

ニューカッスル -Newcastle on Tyne

イングランド北部、タイン川河口近くに位置する工業都市

産業革命時代は鉄鋼や造船で栄えた町らしい

もうすでに会社は無いのか、情報があまり無い

 

 

 

 

 

27-IMG_1505

 

 

古いタイプのようなので、1900年代の早い時期、若しくは1910年か1920年代くらいではないかと思う

 

 

1世紀は経とうかという炭鉱夫のランプ

TOPはSteel製

フレームやボトムはBrass-真鍮製

Steelの部分は錆びているが、使い込まれた風合い

磨かれた鉄の重厚感がいい

 

 

高さはフックを除いて約24cm

底面の円部分の直径は9cm弱

重さは約1.5kgもあってずっしり重い

この安定感、安心感がいい、そしてこれでもかというほど無骨

 

 

 

 

 

 

26-IMG_1503

 

ガラスのグローブは傷が多く曇っているが、まだまだ使える

フロストグローブのようだけど、炎が見えないけど、まあいいでしょう

 

内部にはガーゼ-鉄の網がある

この網が炭鉱での安全を守ってきた

 

 

 

 

 

29-IMG_1498

 

wickは平たい芯

1/2インチ芯で丁度いい

 

構造はウエールズのE.THOMAS & WILLAMS製とよく似ている

Marsautタイプか?

 

 

燃料にはムラエのレインボーオイルを入れている

レインボーオイルはススが少なくいい

燃焼も安定する

真鍮のガードから芯が出るか出ないか位の状態で丁度いい

炎は写真よりもう少し小さくてもいい

 

 

 

25-IMG_1501

 

100年以上前の明かりが、

昔、炭鉱の深くを照らしていたかすかな明かりが、

炭鉱夫の安全を守ってきた明かりが、今、現代の空間を照らしている

 

 

 

効率的ではないけど、こんなアナログな明かりがいい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイナーズランプ

カンブリアンランタン

安全灯

ウルフ灯

デービーランプ

防爆ランプ

 

 

Oil Lamp の話3 別所ランプ

 

ハリケーンラン

ストームランタン

嵐の中でも消えないランプらしい

 

 

 

ハリケーンタイプはあまり持ってないのだけど....

ちょっと紹介しよう

 

 

有名なのは、feuerhand -フュアーハンド

これこれ↓

ドイツ製

歴史も長く、時間をかけて育てたいタイプ

100年以上前から同じランプを作り続けているとか

ここが元祖なのか

 

 

 

 

 

もう一つ有名なのがDIETZ -デイツ

アメリカで創業したメーカー

今は中国製とのこと

こちらも歴史は長く生産量も多いメーカー

 

 

 

 

ハリケーンランプは、その歴史の長さからか、たくさんのコピーメーカーがあったらしい

米国、中国、東南アジア、日本

色々な国で作られていた

 

 

 

日本でも昔は何社かのメーカーがあり作られていた様だが今は唯1社のみが残っている

 

 

 

別所ランプ

WINGED WHEEL というランプ

大正時代から続く日本のランプメーカー

こちらを参照

予約注文から出来上がりまで1年待ちとのこと

大人気

こちらの記事も注目 しゃかいか

 

18-IMG_1415

WINGED WHEEL  No.400

今は発売していない No.400

中くらいのサイズ

 

 

 

19-IMG_1407

エンボスのマークがいい

  このランプにはMADE IN JAPAN 刻印が無い

 

 

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芯は角をカットして丸くすると炎の形が綺麗になる

 

 

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丸い炎

あまり大きくしない

 

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ホヤ -火屋のガラスは、昔むかしの少しムラのある作り

光に透かすと筋が出る

気泡の混入や歪みもあるが、これが良い風合い

 

少しだけ古いものをヤフオクで入手した

WINGED WHEELで予約したNo500が来るのはまだまだ先のことだろう

 

 

ここにも日本のハリケーンランプの歴史が

 

 

 

 

 

 

ハリケーンランプのタイプはすでにパテントが切れているのだろう

ずいぶん安価なランプが売っている

2千円しないCAPTAIN STAGのランプ

これ↓

あまりに安くて1台買ってみた

作りはお世辞にも良いとはいえないが、値段なり

 

 

このコストと別所ランプを同列には置けない

ランプは今や実用品ではなく所謂嗜好品

明るさだけ求めるならLEDの方が余程いい

CAPTAIN STAGは寝かしてあるけど、別所ランプは点けてしまう

CAPTAIN STAGも点灯せねば....

 

 

燃料はムラエのレインボーオイルがオススメ

普通は燃料コストを考えて灯油を焚くのだろう

灯油でも、良いランプは十分綺麗に燃焼するそうだ

 

ただ、匂いがね..

ススがね..

 

軟弱なのでレインボーオイル専門

防虫のレインボーオイルはハーブの香りがいい

 

 

ゆらゆら揺れる炎を眺めながら今日もゆったり過ごしたい

 

 

     

 

 

 

 

ハリケーンラン

ストームランタン

別所ランプ

レインボーオイル